IPAプロジェクトマネージャ試験 午後Ⅱ【令和6年度秋 問2】は、資源マネジメント×コンフリクト×リーダーシップがテーマです。
- 令和6年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午後Ⅱ
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出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
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結論から言うと、
チームの状態変化とリーダーシップを軸にしつつ、タックマンモデルで補強することが合格のポイントです。
タックマンモデル(形成・混乱・統一・機能・散会)は、チームの成熟度を説明する便利なフレームワークです。
結論|ストーリー+タックマンで説得力を上げる
重要なのは以下の流れです。
- チームの状態(成熟度)
- 外部環境の変化
- 対立・問題の発生
- PMの対応(リーダーシップ)
- 結果
このストーリーに加えて、
- 「混乱期に近い状態だった」
- 「統一期に移行した」
など、タックマンモデルの用語を入れると
論述の説得力が一段上がります。
設問アの書き方|チーム特性と外部環境をつなげる
設問アでは以下3点を書きます。
- ①プロジェクトチームの特性
- ②プロジェクト実行中に起きたプロジェクト活動を阻害する恐れのある外部環境の変化
- ③阻害するおそれがあると考えた理由
①チーム特性は「成熟度」を意識
メンバーの対立の説明に繋げられるようにチームのコミュニケーションの特性について説明しましょう。タックマンモデルを絡めて説明できると説得力が増します。タックマンモデルとはチーム形成の5段階(形成・混乱・統一・機能・散会)を示すモデルです。
特性の例:
- 部門間で利害が異なる
- コミュニケーション不足
- 新規メンバーが多い
ここで一言加えると強いです。
- 形成期〜混乱期の段階であった
- まだ統一された認識がなかった
②外部環境は具体的に
外部環境の変化はどのようなものか、プロジェクトの目標やチームの状態に対してどのような影響を与えるのかを具体的に説明しましょう。
外部環境の変化の例:
- 法律の改正により仕様変更
- 競合他社の新製品リリースが早まったことによる納期短縮
- 他のプロジェクトのトラブルによる人員変更
③理由は「状態×変化」で説明
阻害するおそれがあると考えた理由を説明します。チームの特性に絡めて説明できると
良い例:
- 混乱期に近い状態で仕様変更が入り意見対立が激化すると判断
設問イの書き方|リーダーシップ+状態変化を書く
設問イは以下4点について説明します。
- ①外部環境の変化によって悪化したプロジェクトチームの状態
- ②悪化した状態の改善に向けて把握した個々のメンバーの状況
- ③それらの状況に応じて選択したリーダーシップとこれに基づく具体的な行動
- ④それぞれの行動を使い分けた理由
①:状態変化を明確に
プロジェクトチームの状態の変化について、タックマンモデルを使って説明すると説得力が増します。統一期→混乱期などのチーム状況の変化を具体的に説明しましょう。
例:統一期から混乱期に戻った場合は、役割や意見の対立が起きやすく、チームの機能低下リスクが高まります。
- 役割や意見の対立が起きやすくなる
- チームの機能低下のリスクが高まる
②メンバーの状況は個別に
悪化した状態の改善に向けて把握した個々のメンバーの状況です。チームの状態に対してどのような状況なのか、外部環境がどのように影響を与えたのかを説明しましょう。この後、選択したリーダーシップについて触れるため、メンバー間の対立ついても触れられると良いです。
例:
- Aさんは納期優先、Bさんは品質優先と考え、意見が対立している
- チーム全体が多忙を極め、若手が助けを求められない状態にある
- 残業が多くなり、若手の士気が低下している
③リーダーシップは具体行動
問題文に書かれているリーダーシップ(指示的、支援的)のうち選択したリーダーシップの内容を説明します。選択したリーダーシップに基づき、どのようなタイミングで、どのような場所で、どのようなコミュニケーション手法(対面orリモートなど)を使って、どのような行動をとったのか具体的に説明しましょう。
指示的対応
- 議論を整理
- 優先順位を決定
支援的対応
- 個別ヒアリング
- 相互理解の促進
さらに:
- いつ
- どこで
- どうやって
を論じましょう。
例:
- 開発チームと業務部門チームでタスクの優先順位について対立が発生。指示的なリーダーシップを使い、一時的に議論を中断し、各々の意見をヒアリング。プロジェクトの目標に照らし合わせて、PMの権限で優先順位を決定した。
④理由は根拠を持って
それぞれの行動を使い分けた理由は根拠を持って説明しましょう。PMの役割はプロジェクトの目的の実現に向けて、プロジェクトマネジメントの業務と役割を円滑に遂行することです。重要なのはプロジェクトの目的なので、これを根拠とすることで説得性が増します。
例:
- 顧客からは納期が遅くなっても品質重視と指示されているため、品質を優先した(指示的対応)
- 若手の育成もプロジェクトの一つの目標であるため、若手と対話の時間をもち、不安を解消した(支援的対応)
設問ウの書き方|結果は状態回復+数値
設問ウでは、結果について以下3点を論じます。PMの役割を踏まえて説明できると良いです。
- ①改善したプロジェクトチームの状態
- ②状態の改善に対する評価
- ③外部環境の変化への対応結果
①状態回復を表現
タックマンモデルを使って説明(統一期に戻すことができた等)すると説得力が増します。さらにその状態を具体的に説明しましょう。対立を解決したことで得られた成果(他部署の状況を互いに理解でき、その理解を踏まえた提案ができるようになった等)も示せるとさらに良いです。
②評価は客観的に
状態の改善に対する評価では、プロジェクトマネージャ自身の自己評価はもちろん、チームメンバーからの評価や第3者(顧客など)からの評価も加えましょう。アンケートやヒアリングで得られた定量的な評価であると良いです。
例:
- メンバーの士気が向上し、品質が担保できた
- 顧客とのコミュニケーションが良好となり、顧客からも感謝された
③対応結果は数値で
外部環境の変化への対応結果でも、定量的に結果を説明しましょう。良かった点はもちろん、悪かった点にも触れて、その原因や今後同じ様な状況になった時の対策もまとめましょう。PMの役割として将来や他のプロジェクトの参考に資することも重要です。
例:
- 納期遅延ゼロ
- 手戻り30%削減
さらに:
- 課題
- 再発防止
もまとめ、ほかのプロジェクトの参考に資することができたことが示せるとさらに良いです。
まとめ
- チームの状態を明確にする
- 外部環境と問題を結びつける
- 状況に応じたリーダーシップを取る
- 結果を具体的に示す
そして、
タックマンモデルを使って「状態変化」を表現できると、より説得力が増します。
必ずタックマンモデルを使わないといけないというわけではありません。
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。

