「同じミスが何度も発生する」
「対策したのに再発した」
仕事をしていると、このような経験はありませんか?
その原因は、表面的な問題だけを見ているからかもしれません。
そこで役立つのが「5Whys(ファイブホワイズ)」です。
5Whysは、「なぜ?」を繰り返して問題の真因を見つけるシンプルな手法です。
この記事では、5Whysの基本から実践方法まで、具体例を交えてわかりやすく解説します。
5Whysとは「なぜ」を繰り返して真因を見つける手法
5Whysとは、問題に対して「なぜ?」を繰り返し、根本原因を特定する分析手法です。
トヨタ自動車で活用されたことで有名になりました。
例えば、「システム障害が発生した」という問題があったとします。
ここで、
- なぜ障害が起きたのか
- なぜその状態になったのか
- なぜ防げなかったのか
というように深掘りしていきます。
重要なのは、「表面的な原因」で終わらせないことです。
5Whysが重要な理由は「再発防止」につながるから
5Whysの目的は、犯人探しではありません。
本当の目的は、問題を再発させないことです。
例えば、
- 「確認不足だった」
- 「注意が足りなかった」
だけで終わると、また同じ問題が起きます。
しかし、
- なぜ確認不足になったのか
- なぜ確認できない状況だったのか
まで掘り下げると、仕組みの問題が見えてきます。
つまり、5Whysは「人」ではなく「仕組み」を改善するための手法なのです。
5Whysの基本的な進め方
①問題を明確にする
まず、発生した問題を具体的にします。
悪い例
- システムがダメだった
良い例
- 5月10日に本番サーバが停止し、30分間サービスが利用できなかった
問題は具体的にしましょう。
②「なぜ?」を繰り返す
問題に対して「なぜ?」を繰り返します。
問題
本番サーバが停止した
Why1
なぜ停止したのか?
→ メモリ不足が発生したため
Why2
なぜメモリ不足になったのか?
→ 不要なログが大量に蓄積していたため
Why3
なぜ不要ログが削除されなかったのか?
→ ログ削除バッチが停止していたため
Why4
なぜバッチ停止に気づかなかったのか?
→ 監視アラートが設定されていなかったため
Why5
なぜ監視アラートが未設定だったのか?
→ 運用設計時のチェック項目に存在しなかったため
この場合、本当の問題は「ログ」ではなく、「運用設計の不足」だったことがわかります。
5Whysを実施するときの注意点
人を責めない
5Whysで最も重要なのは、人を責めないことです。
例えば、
- 「担当者のミス」
- 「注意不足」
で終わると、改善につながりません。
「なぜそのミスが起きる環境だったのか」を考える必要があります。
思い込みで進めない
事実確認も重要です。
想像だけで進めると、誤った真因にたどり着きます。
ログや証跡を確認しながら進めましょう。
必ずしも5回で終わる必要はない
「5Whys」という名前ですが、必ず5回とは限りません。
3回で十分な場合もあります。
逆に、7回以上必要なケースもあります。
大切なのは、真因にたどり着くことです。
プロジェクトマネジメントでも5Whysは非常に有効
5Whysは、プロジェクトマネジメントでもよく使われます。
例えば、
- 品質問題
- スケジュール遅延
- コミュニケーション不足
- 障害対応
- インシデント分析
などです。
特に、IPAのプロジェクトマネージャ試験でも、
- 真因分析
- 再発防止
- 品質改善
の考え方は重要です。
単なる現象ではなく、「なぜ発生したか」を論理的に説明できると強いです。
5Whysは「現象」ではなく「真因」を見るための手法
問題が発生すると、どうしても目の前の現象だけを見てしまいます。
しかし、本当に重要なのは、その奥にある真因です。
5Whysは、非常にシンプルです。
ですが、シンプルだからこそ強力です。
私自身も、障害分析や振り返りの場面で、「なぜ?」を深掘りする重要性を何度も感じました。
問題が起きたときこそ、一歩立ち止まって考えることが大切です。
まとめ
5Whysは、「なぜ?」を繰り返して真因を見つける手法です。
ポイントは以下の通りです。
- 表面的な原因で終わらせない
- 人ではなく仕組みを見る
- 再発防止につなげる
- 事実ベースで分析する
仕事では、問題対応そのものより、「再発させないこと」が重要です。
ぜひ日々の業務でも、5Whysを活用してみてください。
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